- 第一回 DEPAギタ会 レポート -



Part.5 ハーモニックスと音叉T


なんだこの意味深なタイトル(笑)
って、特に深い意味はなく文字のまんまのテーマを扱いますがね(笑)

さて、DEPAPEPEとも仲のよい押尾さんですが、
俺の中で言えば、押尾さんといえばハーモニックスなんですよね〜!
あのやたらめっさ凄い技術も半端ないですが、
俺が最初に押尾さんを聞いてて惚れ込んだのは
「タッピングハーモニックス」なんですよ〜

ってちょっと待て!!
その「ハーモニックス」ってなんやねん?!
って思ってる方は多いでしょう。

まずはその説明です☆ってか、今回はこの説明です!!
普段ギターで音を出す時は弦を押さえると思いますが、
ハーモニックスの際は「弦に触れるだけ」なのです!!
(当然触れるだけでは音は鳴りません、笑)
弦に触れたままで右手で弦をはじくのですが、色々コツがありまして、
「左手の触れる場所はフレットの"真上"」
「右手で弦をはじくと同時に触れていた左手を放す(と、音が長持ちする)」
「ハーモニックスは決まったフレットでしか音が鳴らない」
「はじく場所によっては左手がどれだけ完璧でも音が鳴らない」
と、ざくっと挙げてこんなもんでしょうか。
普段の音と違う「コーン」って感じの音が出れば成功なわけです☆

ハーモニックスの音の鳴るフレットは
12・7=19・5=24(・4#=9#=16#・・・)です。(弦の2等分点・3等分点・4等分点・・・)
("="で結んだのはおんなじ音です。あと"#"はフレットの少し左側というしるしです。)
ちなみに括弧の中のはあんまし使いません(笑)
物理の観点から言えば、まだまだハーモニックスはありますが、
(つーか、無限にあるんですョ理論的には)
正味まともな音にならんわ、実用性もないわなんで記載しませんでした(笑)

はじいても音の鳴らない場所ってのは、
上にさっきこっそり書いてあった、等分点が関係します!!
普段弦をはじくと、端っこは余りゆれず、で真ん中は一番大きく揺れます。
ここで、12フレットハーモニックス(2等分点)をするとします。
12フレットの真上って、実は弦のど真ん中なんですよ。
で、そこに触れて弦をはじくわけです。
すると不思議なことに、
端っこと2等分点の12フレットのあたりの弦は揺れないで、
その揺れない点(節)の真ん中が一番揺れているのです(一番揺れる点=腹)。
(目では確認できないかもしれませんが原理はこんなとこ。)
7や19のときは、7だけ触れても19だけ触れても、
必ずどっちもが節になり、その間が腹!

・・・と原理的な話をたらたらとしましたが、
要は「等分点をはじくと音が出ない」わけです!!
12フレットのときは何も気にしなくても良いですが、
7フレットや5フレットを押さえる時は
ちょっと場所を考えてはじかないと音が出なくなります><

で、何も考えなくても良い「絶対領域」もあったりします(笑)
「ブリッジのすぐそば」です!!(ブリッジ=弦の端っこのボディ側の白い彼)
ブリッジの場所は節ですが、その側は少なくとも節ではない!と考えたわけです!!(笑)
(ちなみに大きい音を出したい時は腹をはじくといいでしょう☆)

ってあれ・・・?長くなりましたねぇ・・・
押尾さんどころか音叉も出てきてないじゃないですか(笑)
じゃぁ、また次項で☆




Part.6 ハーモニックスと音叉U


「音叉」
鳴らしたことあります??
ギターのチューニングしている人が
たんまにくわえてたりしますが、
あの音聞いたことあります??
実はあれギターから発する音的には少し高めで
/1-5/と一致するんです。

っておい!開放弦と一致してないのかよ?!
まぁ、あの高さのAは440Hzの周波数で、
音楽では何かと基準とされる値だったりします。
だから開放じゃなくてもしゃあないか〜・・・とはなりません!!
落ち込むこと莫れ!!
ハーモニックスを駆使すれば
音叉でチューニングができるようになるのです!!
そう、あの楽器店の人たちのように!!!
(あれってかっこよくないですか??、笑)

さてこのサイトではハーモニックスの表記は/ 2*5 /とします。
(通常の弾き方は'-'、ハーモニックスは'*'です。なんか顔文字みたい、笑)
どうぞ覚えてやってください☆

あの440HzのAと一致する音は/ 1-5 /は勿論ですが、こんなの目じゃなくて
ハーモニックスで言うと/ 5*5 /です☆
まず、音叉の音にこの/ 5*5 /の音が一致するように合わせます。
ハーモニックスの良い点はこの音を鳴らしてる間
両手とも完全フリーな点ですね☆チューニングもしやすい♪

話を元に戻しまして、
まず/ 5*5 /=/ 4*7 /(A)なので、これで4弦を合わせます☆
そして/ 4*5 /=/ 3*7 /(D)で4弦を合わせます。
本当はこの調子で行きたいんですが、
一番最初のチューニングのこうでもあったように
2弦を合わす時だけすこしイレギュラーなんですよねぇ〜><
とりあえず、/ 5*7 /=/ 6*5 /(E)なので、これで6弦を合わせましょう。
で、2弦を合わせます。
意外な組み合わせですが、/ 6*7 /=/ 2-0 /(B)なんです。
さらに、/ 5*7 /=/ 1-0 /(E)なんで、これで1弦もあわせられます☆
あと、/ 2*5 /=/ 1*7 /(B)も利用して、完璧ですね!!
これでハーモニックスでチューニングが完成です♪
これで明日から貴方も「楽器屋さん」(笑)

一覧表
/ 5*5 /=/ 4*7 /=音叉(A←主に440〜442)
/ 4*5 /=/ 3*7 /(D)
/ 5*7 /=/ 6*5 /=/ 1-0 /(E)
/ 6*7 /=/ 2-0 /(=/ 3-4 /)(B)
/ 2*5 /=/ 1*7 /(B)




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